誰もいない

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「下…降りるか。」 誰もいない空間。 孤独ではあったが学校や夢に比べたら、一番幸せな場所だ。 「今日も学校…。」 学校がある日はとても辛くて、辛くて。 でも、絶対に休まない。 たって…それは約束だから。 「私はね、約束を破るのが一番嫌いなの。」  天井を見上げそう呟く。 もちろん、そこには誰一人いるわけがないが。
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