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この二人、川島 篤斗と南 由紀 高校二年生 は、ある日十字路で頭が激突してしまい、お互いの体が入れ替わってしまったのだ。
そんな経緯で二人は川島 篤斗の家で生活をしているのだ。
篤斗がかなり意味不明といった感じに由紀を睨んでいると、由紀はヤレヤレといった感じで一つため息を吐いて、補足を始めた。
「だから、柿沼くんの写真を撮れっつってんの！」
「はぁ!?そんなのお前が撮ればいいじゃねぇかよ！」
「嫌よ！男が男の写真を撮ったら気持ち悪いじゃない……」
「女が男の写真を一生懸命撮っているのも端からみたらストーカーに見られるけどな……」
「見られないわよ！てゆーか誰にも見られないようにやりなさい！」
「絶対に無理だろ！」
「あんたの運動神経ならいけるでしょ？」
「運動神経関係ないだろ！」
「じゃぁ奈々の写真撮ってあげるわよ……」
「ふっ、任せておけ。裕太の写真、何十枚……いや何百枚でも撮ってやるよ……」
由紀が妥協案を言うと、篤斗はダンディな表情を浮かべて承諾した。
こうして、二人の片思いスクープ写真作戦……略してSSSが始まった。
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