第一話

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<機動六課・公舎前> サイド フォルクス・フェンリル ここが機動六課か...海が近くにあるから塩の香が此処までただよってくるな。 さて、ゲンヤ部隊長は亜人間の私でも大丈夫だと言ってはいたが、他の人間までそうとは限らんからな。久しぶりに幻影魔法で顔を変えているが問題無いだろうか?一応鏡の前で確認はしてきたのだが... 「っといかん、もう出頭時間だ。急がねば。」 それよりも今後の事を考えねば... <機動六課・正面入口受付> サイド 女性局員受付係 皆さんおはようございます!(誰に言ってるんだろう私?) 今日はかの有名な機動六課が正式に発足する重要な日です!将来有望なエリートや優秀なスタッフなどが勢揃いです!ウハウハです!でもそのために緊張している人達もいるかもしれません。だからこそ!この正面入口受付とゆう公舎の顔とも言われている重要な場所でステキな笑顔を見せればどのような男だろうとイチコ..ゲフンゲフン、リラックスできるはずです! そのまま気に入られちゃったりして...クフ 「クフフフフフ」 「……お取り込み中のところを申し訳ないが部隊長室の場所を教えてもらえないかな。」 「クフフ...え?」 アレ?いつの間にやら目の前に...長い黒髪を後ろで輪ゴムどめした陸士の制服を着たナイスガイがいらっしゃるじゃあありませんか。 とゆうか私、アレ?もしかしなくても... イマノミラレテタ? 「……」 「………」 「…………」 「………………」 「……えっと、ハイ、コチラデス、ハイ。」 「あぁ、わかった。」 コツコツコツ...... .......ビシッとした人だなー....案外かっこよかったかも。 「って見られたあぁぁぁ!!!?!?」 パーフェクトな私の作戦が... オワタ\(^〇^)/ サイド フォルクス ...何だったんだろうか今の局員は、話しかけた時は突然固まり今は激しく取り乱しているようだが...新人か? それにしても同じ陸の公舎だとゆうのに随分と設備が違うな。やはり本局所属だとここまで差がでるのか...確かこの部隊は試験運用が目的で一年で解散されるのだったな...。
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