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「そうか…では…おまえは今でも私のことが憎いか?」
「え?ど、どうゆう事ですか?」
「それは「ちょ、ちょっと待って下さい。」?」
「二人には込み入った事情があるみたいだけど、そろそろ訓練に入ってもいいかな?その事は後で話し合うとして。」
む、いかんな。つい無駄話をしすぎたらしい。
らしくもなく感情的になってしまった。
「申し訳ありません。高町一等空尉。」
「えっと、すいません。」
「うん!それじゃあちょっと遅れちゃったけど、先に自己紹介からね。式の時に説明したけど、今回フォワードメンバーへの陸戦教導のために来てくれたフォルクス・フェンリル陸曹。」
「フォルクス・フェンリル、階級は陸曹だ。よろしく頼む。」
「スターズ分隊ティアナ・ランスター二等陸士です。」
最初はオレンジ髪をツインテールした女性局員が自己紹介をした。
少々だが私のことを睨んでいるな…。
「同じくスターズ分隊スバル・ナカジマ二等陸士です…。」
次にスバルか...こちらは少々雰囲気が暗いな...。
今の話しを引きずっているのか?
「スバル二等陸士、先の話しは、私からふっておいてなんだが、あまり気にするな。後で必ず説明する。」
「はい。ありがとうございます。」
ふむ、少しは雰囲気が明るくなったか。
次は...
「ライトニング分隊エリオ・モンディアル三等陸士です!」
赤髪の少年か...やはり若いな。声からしてやる気はあるようだがさて...。
「お、同じくライトニング分隊キャロ・ル・ルシエ三等陸士です!それと龍のフリード・リヒです!」
「キュクルー!」
こちらも若いな、何やら酷く緊張気味のようだが...。
しかし龍か...。
「龍を使う、とゆうことは、ルシエ三等陸士は召喚師なのか?」
「は、はい!」
召喚師か、今時珍しい。私も知っているかぎり他の召喚師は一人しか知らない。
...もっともすでに故人だが。
「他にも使役している龍はいるのか?」
「えっと、もう一人いますけど...。」
む、この反応は...。
「制御しきれてないのか?」
「!はい、そうです。」
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