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「安心しろ。そこの部隊長は俺の知人だ。そんなに後ろめたいことはない。それに家の娘がいくしな。」
「娘さんがですか?しかし...」
「大丈夫だ。お前さんの案件も俺が協力し続けておく。」
「!?よいのですか?これは私個人の私事で行っていることです!ゲンヤ部隊長にも別件の仕事があるでしょうに..。」
「お前さんだけじゃあないよ...俺もその私事に含まれてる。」
「っ!失礼しました..。」
そう言いながらこいつは頭を下げてきた。
全く、律儀な奴だな。そうゆうところまであいつに似なくてもいいだろうに。
「別にいいって、頭を上げろ。とにかくその案件のことは心配するな。安心して行ってこい。」
「はっ!了解しました!微力を尽くします!」
そして頭を上げたら完璧なまでな敬礼をしてきた。やれやれ、あのちび狸も苦労するだろうな。
まあいい経験だ、頑張るこったな。さて..
「では改めて指令を言いわたす。
フォルクス・フェンリル陸曹は陸士108部隊よりこの度発足される古代遺失物管理部対策部隊、機動六課への出向を命じる。
・・・ま、頑張ってこいや。」
「はっ!」
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