車に運ばれた出会い

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ヒロは友達に紹介された ライブハウスに来ていた。そこで、社長にあることを言われていた。そのことを恵に言おうと恵に連絡し、恵の家へ向かった。 ヒロは恵の家に着くなり、 「最近、ライブハウスの社長にさぁ、デビューしたいんなら、うちの学校入れって言われてね。」 「そんな学校 この辺りにもあるんだね。入るの?」 「それがね…。入学金70万だって!!俺がそんな お金ないの知ってるだろ?それでさぁ…。いつか返すからさぁ…。いいだろ??」 「私もないよ。そんな お金。本当にデビューしたいんなら、自分で都合するべきじゃないの?実家暮らしで、自分の好きなことばっかして、ただ飯食べてるヒロと私を一緒にしないでよ!!」 「今すぐ入るんなら70万でいいって言われたんだよ。来週からだと100万になるって言われたから頼みに来たのによぉ、恵…。本当はお前も俺の夢 馬鹿にしてんだな。もういい。」 「そんな…。一週間で30万も?騙されてるんじゃないの?」と恵が最後の台詞を口にしてすぐ、ヒロは舌打ちをして、来て10分もしないうちに帰ってしまった。恵は当然 驚き、呆れ、一緒に食べようと思い、作っていた夕飯を一人で食べ、悲しくもなっていた。
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