第二章

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二階に上がってハンガーにかけてある制服に手をかける。 ちょっとひんやりとする。 鞄を持って「行ってきます」の声と共に家をでた。 夏の訪れが近いのか、スゥーと暖かい風が吹き抜けていった。 学校までは電車で約20分。 家から駅までは10分程度。 携帯電話のデジタル時計を確認するもいつもと至って変わらない。 学校へ行って、授業を受け、お弁当を食べて、っていう普通のいつもと変わらない日を過ごせると私は思っていた。
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