阿求と夏祭り

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賢「大変だな。 何かあったら俺にも伝えてくれよ? 慧音にはいつも世話になってるからな」 慧「有り難い申し出だが心配には及ばんよ。 今は阿求を楽しませることだけを考えればいいさ」 俺の申し出はアッサリと一蹴されてしまった。 まぁその通りなんだが立つ瀬ないねぇ……。 賢「……分かったよ。 だが、どうしようも無くなったら遠慮なく声をかけてくれよ?」 慧「その時は頼むさ。 それじゃあ私はそろそろ戻るよ。 二人共、私の分まで楽しんでこい」 阿「慧音さん、頑張って下さいね」 俺達の横を通り過ぎていく慧音。 その背中を見送った俺達は再び歩き出した。 賢「次はどこに行こうか?」 阿「そうですね……。 あ、そう言えば今日は花火を打ち上げるんでした」 賢「そうなのか。 なら酒とつまみでも買って場所取りでも行くか?」 阿「そうしましょう♪」 次の行動も決まったので移動を開始する。 花火も何年ぶりだろうな。 阿求と過ごす夏祭り、できるだけ良い思い出になるようにしたいな。
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