亜美と有希

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「あ、メールまだ見てなかった。」 「ちょっ…メールはいい!もう読まなくていい!早く消せーっ!」 「やだよーっだ」 有希からきていたメールは全部で5件だった。 さっきは本当にごめん、亜美。         有希 本当にごめんなさい。 あんなこと 言うつもりじゃなかったの。 許して欲しい         有希 亜美、本当にごめん。 もう一度ちゃんと話がしたい。 電話に出てほしい。         有希 お願い、亜美 電話に出て? …亜美のことが好きなの。 このまま終わりたくないよ         有希 亜美、大好き。 私のこと嫌わないで? 友達でもいい。 ずっとそばにいてください。         有希 「んー…有希ってば、ほんとに私のこと好きなんだねー。」 「読むな、ばかぁ…」 「そっかー、友達でもいいのかー。」 「ちがっ…離れるくらいなら友達の方がいいってだけで本当はっ…」 「本当は?」 「…いじわる」 「やばい…有希がかわいい。」 「…なんでやばいのよ。」 「…ぎゅってしたくなる」 「…私も……けど…。」 「え?」 「だ、だから、私もしたいって言ってんの!一回で聞き取れ、ばかっ」 「~~っ」 「な、なによ」 「…上目遣いかわいすぎ」 これからも私と有希、二人の未来が幸せでありますように。               END
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