1016人が本棚に入れています
本棚に追加
「本当に好きでごめ…なさっ…眞知さっ…は…冗談のつもり…っぐ…だった…のにっ…ひっく…」
「ゆ、由美??」
「これ…からもっ…仲良くっ…して…くださっ…いぃ…嫌わな…でっ…くださいぃ」
「由美……」
「うわーんっ…眞知さぁあんっ」
「ちょっ…由美!泣かないで、ほらっ!…全くもう…」
ギュッ…
「眞知…さ……」
「もう。由美も鈍感だなぁ…」
知らなかった。
「私も由美のこと好きだよ。」
「ま…ち……さん…本当…ですか…?」
「うん。…本当だよ。」
「眞知さぁあんっ」
「こらっ、もう!結局泣くんじゃない!」
「だってぇぇ!!」
知らなかった。
由美も同じ気持ちで悩んでたこと。
「好きだよ、由美。」
「私も好き…っです…うわぁんっ」
「ほら由美、泣き止んで!」
「眞知さぁぁんっ」
知らなかった。
お互いの気持ちを打ち明けるだけで、こんなにも幸せな気持ちになれること。
END
最初のコメントを投稿しよう!