千鶴と眞知

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「えー、由美は眞知とちゅーイヤ?」 「い、い、イヤじゃないですけど…場所は考えないと…」 「じゃー、うち来てくれる…?」 「ちゃんと朝、ご飯食べてくれるなら良いですよ?」 「わーいっ、ちゃんと食べるーっ」 「あれー、さっき食べたくないって文句言ってたのどこの誰だっけ。」 「わーっ!千鶴、それ言っちゃダメーっ…うっぷ…は…吐く…トイレ…」 「落ち着きないなー、もう。気をつけてよー?」 「あ、私も行った方がいいでしょうか?」 「んー?いつものことだし、ほっといて良いんじゃない?」 「そうですか…?」 「あーい、ビールお待ち!遅くなってすんません!」 「あー…あいつ吐いてるしな…。由美ちゃんビールいけたっけ?」 「あ、はい…」 「じゃあ、これ飲んじゃって。私まだ残ってるからさ。」 「いいんでしょうか…」 「いいの、いいの。注文したことすら忘れてるよ。」 「じゃ、じゃあいただきます。」 「ん。」
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