幻の回想

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切なさを運んでくる秋風の中に、懐かしい声が混じっている。 「ーーーー……。」 名前を、呼びかけてやめた。 こんな所にいるはずがない。 自分がもう一度会っていい相手じゃない。 ーーーーーーーー 小さな痛みにも似た感情が、胸の中でさざめいた。
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