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異世界
体は重力に引かれて地面に落ちる。
鈍い音は、痛みが走る背中からのもの。
「い゙で!」
あまりの痛みに目を開ける
すると
「どこだここ?」
まさにそんな感じ…
目をあけたら辺りに広がる緑の草原。
くるぶしをくすぐる程度の長さの草から、背の高さを越えるほどの草。
様々な高さの草が視界を遮る。
背中が痛いわ、どこかわかんないわで状況は最悪…
さてさてどうしたもんかと辺りを見渡す…
右はどこまでも続きそうな草原
片や鬱蒼と茂る森、
奥の方にうっすらと家が見える…
こりれは行くしかないな
「ハハッ」
と乾いた笑いを入れて気分をチェンジ…
なんて出来るわけもなく
意を決して森に歩を進めていく…
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