闇夜…?

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その後、いーちゃんにも小突かれたけど… 來臥はチームの総長で、あきちゃんといーちゃんはその幹部らしい。 いーちゃんも俺と來臥の事を聞いて、悲しい顔をした。 …この時は、何で二人がそんな顔をするのか、 …わからなかった。 最初は警戒していた俺も、 俺があきちゃん達の弟的存在で來臥の彼氏だとわかると、 明るく打ち解けてくれたカラフルな頭の兄ちゃん達のおかげで、 來臥がいなくてもここに顔を出すようになった。 俺が朝帰りをしても、父さんは帰ってきた気配もなく… ガラン…と寂しくて独りの部屋にいたくなくて… 家にもあまり帰らなくなった。 『やっと捕まえたぞ』 溜まり場に向かう途中、いきなり猫のようにヒョイっと襟首を掴まれ 見上げてみたら… 般若のかーくんだった。 『おわっ!』 かーくんに逢えたのが嬉しくて思わず抱きつけば、 呆れたような溜め息を返された。 『蘭ちゃん。元気だった?』 抱きついた俺の頭を優しく撫でるかみちゃんに、半泣きで抱きつけば かーくんに溜め息をつかれた。 …だって、逢いたかったんだもん!
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