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逃げるように溜まり場にかけこんだ俺を出迎えたのは、
可愛い顔をした男の子だった。
『……君が、ラン?』
『……え?』
顔を上げると同時だった。
一瞬、何が起きたかわからなかった。
『たいした事ないじゃん。こんなのの何処がいいのさ』
『あれじゃないー?よっぽど、あっちの具合がいーとか?』
『あら、私は負けないわよ?ライが何度満足したか』
…………何…?
目の前で、可愛い男の子を囲むように繰り広げられる会話に
…頭がついていかない。
『結局は、珍しかったんじゃない?だって、僕たちと毛並みが違うし』
『そーだね。だって、暫く声かからないから本命が出来たかと思ったら、
昨日は僕とあつーい夜を過ごしたしね』
『あら、やっぱり?
一昨日は私だもの。
なんだ、只のセフレか。あは!』
…………來臥…?
やっぱり
君も
俺が
邪魔なの?
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