闇夜…?

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『……………』 無言で俺を覗き込む瞳をぼーっと見つめていたらしい。 地味に痛いデコピンをされた。 『…………生きてるのか?』 『…………あい。ご迷惑をおかけしましたみたいで…?』 『…………』 …だから痛いです。 というか… 『…安心しろ…俺の家だ』 …見知らぬ人のお家が? 『……気にするな』 …いや、するでしょー…つか、何で会話になってるの? あ!まさか! 『………顔に書いてる。超能力じゃねぇ…』 …違うんだ、残念。 つか、初対面なのに考えてる事がわかるとか… どれだけわかりやすいんだか… それなのに… 來臥だけはわかってくれない。 『……………ハァ』 『…説明ぷりーず?』 何故か深い溜め息をはくと俺を抱き締めた兄ちゃん。 つか、俺、この人の名前知らないんだけど… …………でも、大丈夫みたい。 不思議な人… 『…………ロウだ。 狼帝(ロウテイ)』 …狼帝。ろうちゃ… 『ちゃん付けでは呼ぶな………』 ………チッ← ,
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