闇夜…?

37/50

7206人が本棚に入れています
本棚に追加
/573ページ
『ラン!お前今まで何処行ってたんだよ!俺等友達だろ!親友だろ!何で俺のとこにこないんだよ!何でソイツといるんだ!ソイツは悪い奴なんだぞ!いきなり俺を襲って来たんだからな! 最低だぞ!そんな奴と一緒にいるなんて!見損なったぞ、ラン!ライを裏切るなんて! そんな悪い奴と友達なんて、最低だ!この浮気者!』 『ハヤ!』 『何で止めるんだよ!ライ!俺間違ってないぞ!ランがライを裏切ってソイツを俺の所に寄越したんだろ!』 その言葉に、來臥の眉がピクリと動いたのを見逃さなかった。 來臥は… その人の言葉を信じるの? 目の前が暗く闇に覆われていく気がした。 來臥は… 俺を探していたんじゃない… 來臥は… 來臥は… 俺を必要としていない。 俺はまた… ひとり…? 1人でまた…膝を抱えて泣くの…? …そう思った瞬間、足元が崩れ落ちた。 『!ラ…!』 來臥の声が聞こえた気がしたが、闇に飲まれる意識の中では… …わからなかった。 オレハイラナイ… ヒツヨウナインダ… ,
/573ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7206人が本棚に入れています
本棚に追加