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『………チッ!
今…ちょっとトラブったらしくて!明日!明日来てくれ!
俺、ランとちゃんと話てぇ!
悪い!必ず…明日!』
俺の唇に触れるだけのキスをすると、慌てて溜まり場から出ていった。
…何か力がふっと抜けた気がして、そのまま壁に寄りかかり…來臥が触れた唇を触った。
…どうしよう。
…俺…まだ…
その時、カラン…と扉が開いた音がして、足音が奥の部屋の方に近づいてきた。
チームの人かなって思った俺は、
そこにいた人物に固まってしまった。
…だって、
そこにいたのは…
あの少年で…
『ラン!何だよ、俺に逢いにきたのか!』
………何で…彼がいるの?
『丁度よかった!話があったんだよ!こいよ!』
『……ぇ?』
反応が遅れた俺の腕を掴んで部屋に半ば強引に押し込むと、俺を突き飛ばした。
『!』
倒れた先には、ソファーの上で…彼は、俺をみて呆れたような顔をした。
『何だよ!ランはライのセフレなんだろ!?俺とも仲良くするんだから別にいいだろ!』
………何…?
その言葉と同時に俺の唇に何かが触れた。
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