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………気がついたら…自分の部屋にいて、かーくんが俺の手を握っていた。
『……蘭!…よかっ…』
安心したように吐息をはいたかーくんが、俺の頭を撫でている。
…俺、なんで…ここにいるんだっけ…
たしか…來臥に逢いに…?
次第に鮮明になる光景に、身体が震えてきた。
口腔内を犯す舌や、身体を這い上がる手の感触…
俺のモノを扱き、慣らそうと無理矢理中を掻き回す指…
嫌だ…!
嫌だ…!
『蘭!』
急に吐き気と恐怖に侵されてかーくんの手を振り払い、部屋の隅に蹲った。
『蘭!』
『蘭ちゃん!?』
『……ゃ!……けて…っ!…なさ!………めんな…さ…!』
『『蘭(ちゃん)!』』
…………プツリと、視界が途切れた。
…………來臥
……來臥はそのつもりで…明日って言ったの…?
來臥…
俺は…
來臥の…
何…?
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