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…………捨てられた…?
來臥は…あの少年を選んだって…事…?
『ライの恋人面して…!』
『あんたなんか…!頭の恋人じゃなきゃ何の価値もないだろ!』
『ライの恋人だから、アキもイズミも可愛がってくれてるだけだろ!』
『調子にのらないでよね!』
…俺は…來臥の…形だけの…恋人…って事?
形だけ…
『………あんた…なんか』
男を掻き分けて俺の胸ぐらを掴むと、舞ちゃんは悲しみに涙を流しながら…
『…あんたが……いるから…アキは…私を見ないのよ!
あんた…がいる限り…私はいつも…後回し…アキも…ライも!
消えてよ!
あんたがいるから!ライは私達をっ…!』
男を突き飛ばして立ち上がると…
…口元に笑みを浮かべた。
それは、
蔑んだ厭らしい、狂気に満ちた笑みで…
…死の宣告をした。
『こんな化け物、好きにヤり殺していいわよ』
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