記憶の狭間…?

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『人殺し!』 その言葉はあまりに重く… 「ライ…テメーの下らねぇ下半身事情のせいで… テメーが蘭を殺したんだ…… なぁ、満足かよ… 2人で逢いたいってメールうったら…ライだと思いやがって… くそ!どうりで… なんぼ調べても蘭を襲った奴を特定できねぇと思ったら… お前かよ…狼帝… 俺の領域侵しやがって…」 「…………悪いな。蘭の気持ちを考えたら… 旺弘を兄のように…慕っていたから…」 「…………兄?」 狼帝の言葉に反応したのは…舞で… 「…そうだ。 蘭と旺弘は、兄弟愛に近い…それを勝手に嫉妬し、蘭を傷つけた…」 ……舞を凶行に走らせたのは …俺のせいなのか? 俺と蘭は… 同じような境遇で、お互い愛情に餓えて… だから、お互いの感情にも敏感で… まるで… もう一人の自分をみているようで、放って置けなかった。 …そうだ。 蘭を弟のように大事に思ってた。 …それが舞には信じられなかったんだ… 蘭を壊したのは俺… 舞を傷つけたのも俺… 一番大事なモノを… 自分で壊した… ,
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