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地味に痛いおでこをろうちゃんのお腹にぐりぐり押し付けて、無言の抗議をしたら…
鼻で笑われました←プンプン
「…………」
そのまま暫く抱きついていたら、頭を撫でてくれる。
ろうちゃんの手は、とても安心出来て…
知らず知らず抱き締める手に力が込もっていたらしい。
「………昼から何の授業だ」
「…………え?…あ、体育?」
「………」
徐に聞くと、携帯電話を取り出して何処かにかけだすろうちゃん。
俺いていいのかな…
そう思って、名残惜しみながら手を離そうとすると…
ろうちゃんの手にやんわりと力が入って、頭を押さえつけられた。
「…………暫く預かる。後で送る………いや、大丈夫だ」
………?
ろうちゃん誰とお話中?
あれだよね。
俺にはちゃんと喋ろっていう癖に、自分は片言とか。
っていうか、ろうちゃんって俺とかげんちゃんとか親しい人以外あんまり口きかないじゃん。
あれ?俺より喋んないじゃん。狡くない?←
「…狡いの意味が違うだろ」
「あぅ!だから穴あくからね?」
「あいたら責任とってやるから心配するな」
といって、額にキスされました。
むぅー…
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