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浴室にランの甘い声が響く。
舌を絡め俺の首に腕を回して快感を少しでも逃そうとするが、
俺が与える刺激に逆らう事も出来ず、塞いだ口端から喘ぎが漏れる。
震える四肢に何度目かの熱を俺の手の中に放った。
「…っは!…はぁはぁ……いが…ぁ」
甘えた声で俺の名前を呼ぶランに答えるように、
甘い口付けをする。
今のランは、薬の作用で俺を求めているだけだ。
自分にそう言い聞かせて、ただただ…
ランの熱を吐き出す事に意識を集中させていたのに…
火照った身体を震わせて、シャワーのお湯と共に流れる白濁に…
俺に凭れて乱れた息で見上げてきた。
その姿はまさに妖艶な色気を放っていて…
心臓がバクバク音を鳴らしていて、ゴクリと唾を飲み込むと…
顔を背けた。
駄目だ。今のランを直視したら…
ぎゅっと目を瞑って深呼吸をして、気を紛らわそうとしたのに…
「ハァ……來臥……お願い……いて……ハァ…き…」
震える手で俺の唇をなぞり、もう片方の手で俺の硬いモノにふれた瞬間…
ランの身体を押し倒した。
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