7206人が本棚に入れています
本棚に追加
◆side,KAGAMI◆
「さてと…」
通信を切った僕は、椅子ごと後ろを向いてその惨劇に…
溜め息をついた。
風紀委員室の室内の一角で繰り広げられる、ある意味グロテスクなショー。
反対側では、
見てみぬふりをする風紀委員達。呆れたような顔、怒りに満ちた顔などの役員が…
…茶を啜りながら見ているのも、理解できないけど。
っていうか、神楽のこれ…
誰が止めるのぉ?
「…やはり双子で一番理解あって力の差もなくて落ち着いて助言のできる副委員長で………痛!」
「はい、押し付け却下ぁ!いってらっしゃーい」
「へ?………ぎゃあああ!」
人に押し付けようとするから蹴っ飛ばしたら、
神楽にラリアットされてるし。
うん、線香の三本ぐらいはあげてあげようかなー。
「…けどー、流石にもうやめたら?蘭ちゃん聞いたら口きいてくれないかもねぇ。
蘭ちゃんも頑固なとこあるからねぇ、泣いても許してくれないかもよー?」
といえば、ピタリと血染めの拳を止めて睨み付けてきた。
あ!写メ!写メ!
「証拠写真ゲットー!」
「シネ」
,
最初のコメントを投稿しよう!