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俺様來臥様が意外にも某アニメを知っていた事に感心しつつ…
スプーンを持とうとして…
落とした。
「…………」
「ラン?大丈夫か……?」
…いや、ごめん。うん、大丈夫なんだけど…←(ちょっと恥ずかしい)
「ほら」
キッチンでスプーンを洗ってきてくれて、オムライスをすくって差し出してくれる來臥に…
ちょっとドキドキしながらあーんって口を開けて、あむっと頬被り…
でも、あまりの美味さに気にならなくなったけど。
それでも、半分も食べれなくて…
ソファーの背凭れに凭れて暫くぼーっとしていたらしい。
額に手を翳されてふっと気がついて瞳をノロノロとあげると、すぐ目の前に來臥の綺麗な顔があった。
「…また熱あがってきたみたいだな」
冷たい威圧感がある瞳だけど、凄く暖かくて…
凄く…
好きだった…
「…ラン?」
…きっかけなんてわからない。
何が原因だったかなんて…
でも、
俺達はきっと…
………そう考えたら、來臥に向かって手を差し出していたらしい。
俺の手をとり、身体を引き寄せられて痛いくらいに抱き締められた。
…來臥。
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