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離れない來臥に無言でお皿だしてー!って見上げる様に訴えていたら、
小さな溜め息を頂いたきました!
失礼な。
リビングに持っていって只今2人で隣り合って食べているんだけど…
「無言とか、美味しくなかった?」
「………ちげー
…変わらないなって。
お前も…炒飯も…」
少し悲しいような苦笑をしながらポツリ…と呟いた來臥を、パチクリとみていたらまたデコピンされそうになってはしっ!と手を両手で掴んだ。
毎回毎回やられないもん!
「來臥も変わらないね。俺様なとこも不器用なとこも…」
「…貶してんのか」
「うにゃ?誉めてるんだけど…?」
「………」
あ、首傾げたから眉間にしわ寄った。うわー、すっごくグリグリしたい!
って見てたら深い溜め息で返されました。失礼だぞ、來ちゃん!
「來ちゃんいうな」
「もぅ!皆して人の思考読まないでよね!…あ!」
不意に掴んでいた手が引っ張られて來臥に凭れる形になった俺の背中に、來臥のもう片方の逞しい腕が回されぎゅーっと抱き締められて…
床にスプーンを落としてしまい、金属音がやけに静かな部屋に響いた。
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