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昼前に來臥の部屋から出た俺は、気分転換に寮の外に出て庭園のベンチに座っていた。
ここは役職持ちしかこないからと以前、かーくんに聞いて時々遊びに来ている所だ。
目の前には、綺麗な花壇があってテーブルと椅子もある落ち着いた場所。
俺のお気に入りの場所でもあり、どうやらいつのまにか寝ていたようだ。
身体の傷はもうよくなったけど、ずっと寝ていたせいか元々ない体力が更になくなって…
…うん。ここまでくるだけで疲れるとか。
年寄りみてー、と自分に突っ込みながら寝ていたとかウケるんですけど…
1人で行くっていったら來臥に心配されたけど、
「だって來臥、謹慎中なんでしょ?部屋から出れないじゃん」
って言ったら盛大に舌打ちされました。
それでも後で迎えをやるから絶対に動くなよ!1時間だけだからな!と、念を押されたけど。
それ以前に放浪するほど体力ないしね。
時間をみるとここに来て、1時間ばかり経っていたらしい。
丁度、向こうから見知った姿が見えたから。
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