7206人が本棚に入れています
本棚に追加
來臥はあーみえて、俺の健康管理には煩い。
自分は朝、珈琲だけなのにね。
俺はいいんだとか。何様俺様來臥様だよね!まったく。
「けど、まあ、確かに顔色はいいな」
「かーくんから言ってよ。ぷりんはせめて1日2個にしてって」
「あの顔でぷりんのダメ出しとかうける!」
腹を抱えて笑うかーくん。どーやらツボに入ったらしい。笑い過ぎてむせるから背中を撫でてあげた。
むぅー、俺には切実なのに。
なっちゃんもけんちゃんも駄目っていうんだもん。いーじゃんねー!
………。
…そう思ったら、暫くなっちゃん達に逢っていない事に気づいた。
「ふー!あー、笑った。腹痛い!
…あいつらが気になるか?」
「………心配かけちゃったね」
「ああ、すげー心配してたな」
……。
背中を撫でていた手が止まっていたらしく、身体を起こしたかーくんにぎゅっと抱きしめられた。
「………決めたのか?」
「…………」
何も言わずにかーくんの胸元に顔を埋めると、俺を抱きしめる腕に力が加わった。
「自分の気持ちを優先しろ。わかったな」
…どうして皆、俺の考えがわかるんだろうね。
,
最初のコメントを投稿しよう!