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「……………ぷりん」
「何かいったー?まさかこの僕達にあれだけ心配させておいてごめんねの一言ですますとかないよね!」
目の前で、にっこり可愛らしい笑顔で黄色いぷるぷる揺れる甘ーいぷりんを美味そうに頬張る…
…愛結様。
どうやら朝方から薄着で外にいた俺は、見事に風邪をひいたらしく…
俺をなっちゃん達に引き渡したろうちゃんは、
そんな格好で外にいるからだ。と…
溜め息つきつつ帰ったらしい。
目が覚めた俺が前みたいに感情のない瞳にならないか…
心配したなっちゃん達が、学校にも行かずに傍にいてくれて…
うん。凄く感謝してるし心配かけて悪いとは思う。
…思うけど
何も目の前で拷問のように俺の大好きなぷりんを!
「心配かけた罰としておやつ抜きね!」
って、食べなくてもいいじゃんか!←号泣
もういいもん!布団被って寝るもん!愛結のけちー!
「あはは!ごめんごめん!はい、あーん!」
大好きです!愛結様!
「………遊ばれてんな」
「…餌付けだな。顕彰、蘭が尻尾ふってる」
「チッ…駄犬かよ」
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