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「…何とか終わった」
あれからあっという間にテスト期間に突入し、なっちゃんと愛結のおかげで何とか無事に終えた今…
力尽きて机につっぷしてます。
いやまじ疲れた。
頭は使うもんじゃないって、あー早く甘ーいぷりんちゃんにご対面したい。
「ね、けんちゃん」
「…知らねーよ」
いやん!けんちゃん不機嫌!
…いや嘘です。ちょっとテンションあげて見たかっただけじゃん。八つ当たりは勘弁です。
…何とか平均点を維持出来た俺は、やはりというかお告げというか夏休みの半分を補習に奪われてしまいました。
でもいいもん!
けんちゃんと仲良く受けるもん!
「…そういやお前、補習終わったらどうすんだ?」
「んー?」
寮の自室でお風呂上がりにココアを堪能していたら、浴室から出てきたけんちゃんがタオルで髪をがしがし拭きながら聞いてきた。
「けんちゃんはお家に帰るんだっけ」
「…1週間だけどよ、あいつらも何か家の用事でいねーだろ」
けんちゃんの家は大きな極道さんらしく、後継ぎなんだって。
凄いね!次期組長!
「………あぁ?」
何でもないです!
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