想いの丈は…?

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「…言うつもりはなかった。…このまま去ろうとも思ったのに… 蘭… お前を愛してる」 そう言うと、俺の身体を離していなくなった。 何が起こったのかわからなくて… でも、消えた温もりを意識した途端… 身体の力が抜けたようにその場に座りこんでしまった。 「……ろうちゃん…?」 それは俺を解放する為なのか… 「……ろう…ちゃ…」 それとも俺から解放されたかったのか… 「……っ…」 頬を伝う涙に気づいたのは、室内が赤く染まる頃で… 夏休みが終わって新学期が始まった時に、 ろうちゃんは退学届けを出して学園からいなくなった事を知った。 ,
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