闇が明ける朝には…

10/35
前へ
/573ページ
次へ
室内はものすごーく豪華で… 前に行った來臥の家のホテルも凄かったけど、ここも凄くて… 4人部屋だというんだけどね? 「……特大のベッドが一つとか」 大の大人が4人寝てもまだ余裕のありそうな大きさとか… 「だってこの日の為に特注だもん!」 何故か当たり前じゃん!みたいにシレッというかみちゃんに殺意が沸いたのは… 仕方ないよね? 「屋上に露天風呂あるぞ、蘭」 「行く!」 「なら皆で行こうか?」 そう言いながら、既に携帯を耳にあててるかみちゃん。 着替えを持って部屋を出ると、丁度なっちゃん達も部屋から出てきた。 「すごーい」 「棒読みで言われても嬉しくねぇよ」 屋上からの景色は凄くて… 眼下に海を眺めながらとか。庶民じゃ味わえないよね。 「蘭、背中流そうか?」 「洗いっこしよ!愛結」 愛結と石鹸まみれになりながら洗いっこしてるのを、なっちゃん達は笑って見ていた。 「お前、最近ちゃんと寝て食ってるか?」 「…寝てるし食べてるよ」 「嘘つくな」 夜、かーくんに布団に潜りながら頭を小突かれた。 ,
/573ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7208人が本棚に入れています
本棚に追加