闇が明ける朝には…

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「…有難う、かーくん。かみちゃん。でもね?俺は大丈夫だから…」 笑っていうと渋い顔されたけど、かーくんは溜め息をついて俺の頭に手をのせた。 「無理だけはするなよ?」 …うん。有難う… 2人に抱き締められながらも、久しぶりに熟睡出来た俺は… 只今、波打ち際にいる訳で… 「あ、蟹がいる」 二匹の蟹は、俺の近くを歩いていて…波にさらわれていった。 なっちゃんとかーくんは、今日の部屋割り対決で何故か競って泳いでいる。 「蘭は泳がないの?」 「…愛結の意地悪」 「ふふ」 俺が泳げないのを知ってる愛結と、波打ち際で砂を掘って遊んでいたら… 「それ!」 「「え?」」 掛け声と共にザバーン!と… ザバーン!と… なっちゃんに負けたかーくんに水をかけられた訳で… っていうかね? 「…しょっぱい」 「海だしな」 「むかー!かーくんのかば!」 「げ!何投げてんだよ!」 むかついた俺達は、愛結は砂を…俺は近くを歩いていた蟹をかーくんに向かって投げた。 それから何故か皆で水の掛け合いっこに発展したとか。 ,
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