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「たまには帰って来るんでしょ?」
「ああ、その時は顕彰の若頭祝いだな」
「……チッ、俺を酒の肴にすんじゃねぇよ」
「何か寂しくなるね…」
「何言ってんすか!愛結先輩には俺がいるんすから寂しい思いなんてさせないっす!」
「ば!ばっかじゃないの!言っとくけど、僕はまだ認めてないからね!」
「ツンデレってこういう事を言うんすね!笹川先輩!確かに萌えっす!」
「話がわかる篠原君!この後萌えについて語ろうではないか!君には立派なヘタレ攻めになって貰わないと!」
「よくわかんないんすけど愛結先輩をものにするならどこまでも!」
「ちょっ!笹川君!?」
…何故か意気投合した仁ちゃんと壱君が肩を組んで行ってしまった。
うん、どんまい愛結。
「なっちゃんとけんちゃんは何攻めになるのかな…はぅ!」
「チッ!ふざけた事考えんなや!」
「七海、飛行機に乗るついでにあの2人を空から落としてくれる?」
「わかった」
………こんな普通な日常が幸せだったんだって、
改めて思いながら痛むおでこを擦った。
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