◆番外編*に◆

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「辛い時に傍にいてほしかったのも…助けてを求めていたのも… いつもろうちゃんだった。 それに最初に気づいたのは、俺ではなくて… だからね? 俺は來臥には感謝しているんだ。恨んでなんかいない。確かに好きだったけど、でも… ろうちゃんの隣が、一番落ち着く。 ねぇ、ろうちゃん。我が儘言ってもいい? ずっと俺と一緒にいてくれる?」 それは、俺の大切な微笑みで… 蘭珠が笑顔でいれるなら、 俺はこの手を何度でも赤く染める。 この穢れた手を… 「あぁ。死んでも一緒にいてやる」 「ろうちゃん、何様?」 「俺様」 「ふふ」 背伸びをして俺の首に手を回すから、その細い腰を抱き寄せて唇を重ねた。 「…おい、蘭珠。そのピアスは何だ」 「うにゅ?ろうちゃんのプレゼントだよ?綺麗でしょ!何、父さんもピアス欲しいの?あ、紫音さん。今日は有難うございました」 「ふふ。楽しかったですか?」 「はい!ろうちゃんがね、すっごく美味しいプリンパフェがあるお店に連れて行ってくれて!」 「良かったですね」 「はい!」 「聞けよ。お前ら…」 ,
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