Chapter1 くくるもの

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てるてる坊主。 白い布やティッシュで作った人形を軒先などに吊るして、晴れの天気を願う風習。 ♪てるてるぼうず てるぼうず あした天気にしておくれ の歌詞とメロディはあまりにも有名。 だけどこれは童謡の冒頭部分で、本当は三番までの歌詞がある。 後半の歌詞には残酷な内容もあるけれど、大抵の人は冒頭部しか知らない。 晴れを願って吊るすとき、そのメロディを口ずさむだけで十分だと思っているから。 そんなてるてる坊主が1つ、木の枝に吊るしてあった。
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