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てるてる坊主は白い布や紙などをくるんで作った人形で、正立した形に紐を使って吊るす。
上下逆さまに吊るしてしまうと、あめあめ坊主となって雨を呼んでしまう。
そのため、人形の首に紐を括り付けて上から吊るすのが慣習。
でもそれが、私にはどうしても首吊りに見えてしまう。
首吊りにより命を捧げることで晴れを願う。
生贄の考え方に近い。
昔の人間にとって長雨や日照りは死活問題だったという。
風習と呪術は根っこのところで深く関わっている場合が多い……なんて三門さんが言っていた。
だからてるてる坊主は晴れを請う、生け贄の儀式の名残かもしれない。
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