Chapter1 くくるもの
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直感で“良からぬもの”だと感じていた。 縄の先には“何か”がついているのだろう。 すぐに確かめなくちゃいけない。 だってあの木は……。 切った枝と鋏をその場に置いて、私は走り出していた。 境内を出て鎮守の森へ向かう。
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