プロローグ

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欲望を抑えられない男達に囲まれていた。 人数は3人。 「こんな林の中にいるなんて、誘ってんでしょ」 自分の都合しか考えない台詞を放っている。 理性の足りない、不潔で野蛮で知らない人。 たぶん20代前半くらい。 「黒髪で巫女さん、コスプレですかぁ? 色白でマジ好みなんですけど」 「今さら逃げるなんて言わないよね」 次々と放たれる自分勝手な台詞。 何が今さらなんだろう。 今だって逃げたいと思っているけど。 はっきり言えるのは面倒なことになったということ。 私は人と関わってはいけないのに。
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