プロローグ

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「甘いんだよ、嬢ちゃん」 今度は右腕を掴まれてしまった。 逃げられなかった。 「まだ状況分かってねぇのかよ。これからどんな目にあうと思ってんだ」 男の口調が変わる、こちらが本性だろう。 感情剥き出しの表情で私を睨みつける。 これからどんな目にあうのか。 それを考えると哀しくなる。 だから警告したんだ。 私に関わってはいけない。 私を傷つけようとしてはいけない。
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