主の2010年・降誕前夜祭・説教梗概

偶像に備えられた肉

「偶像礼拝禁止」って、神は一柱しかないぞ。その神に選ばれた「選民」は、他の神を礼拝するな、そんな神はニセモンだという発想ち立ちます。

だからオリンポスの神も聖母マリアも、像に刻まれた時点で偶像なのです。

これが拡張解釈され、あらゆる物を、キリストの神以上に敬意を払う態度を禁じたのです。

金さえあれば、この世は俺の者という生活態度を続ければ、それは偶像礼拝です。
金銭が偶像に化けたのです。

こう考えて行くと、この世は偶像だらけです。

ある者には偏差値が、ある者には女性器が偶像でしょう。
我が子を偶像にしているモンペアもいるでしょう。

天地創造神、我を我たらしめた神を脇に置いて、神の被造物を拝むな。
被造物を神の代用にするな、これが偶像礼拝禁止の精神です。

要は、まことの神以外の物を神格化するなということです。