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彼女達が目にした光景。
それは…
「え?チアヤ様のお顔がいっぱい…!!!??」
「テラキモス!!!」
「これは…チアヤの顔パーツじゃない…!!」
「え、ああ、コハクさんが作った"ねん〇ろいど"とかいうチー姉様のフィギュアのですか?」
「……凄く…そっくりだな。」
様々な表情をした6つ程のコハク特製チアヤねんど〇いどにピッタリハマル付け替え用顔パーツでした。
「何故あたし達しか知らないチアヤね〇どろの顔パーツが……!?」
「つか、何でこんな変な表情ばっかりなのかな!?かな!!??」
「チー姉様はたいていこんな表情ばかりですよ。」
「マジでか!?」
「ええ、大変可愛らしいです、チアヤ様。」
「んな事よりよー、コハクが言った事を気にしようぜ?」
ウェルのひとことでチアヤは「はっ!!」と気付きます。
「……レンきゅん。お昼ご飯は何処に置いてた……?」
「え?そこの棚…に……!!??」
「………無いわね。」
そうです。この顔パーツは例の七不思議の置き土産だったのでした。
フィギュア好きな彼女にはもってこいの微妙な置き土産です。
「だからって、いくらなんでもこれは誰得!?」
「あたし達得ね。付け替えて眺めるわ。」
その言葉に頷く全員。
なんとも言えない微妙な心境で、チアヤは新しい昼食を作るよう、レンに頼むのでした。
End。
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