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それはある日の休日、男子寮談話室の出来事です。
「あれ…?」
「ん?ディー、どうしましたカ?」
「いえ…ちょっと分からない所が…」
「ドレドレ………?…………?…んん?」
「はっ、だっせぇ。"ドレドレ"とか言いながら分かんねぇのか。」
「…そういうグラディウスはコレが解けるのデスか?」
「てめぇはアホか?今まさにディアンから過去問を教えて貰ってんのに、ディアンが分からねぇ問題がオレに解けるワケねぇだろうが。」
もちろん威張って言う事ではありません。
因みにヘリオドールは勉強など必要無い程度には教養があります(主にチアヤがゲルプ国滞在中、ディアンとの勉強会によって)が、ディアンとマーズが2人で勉強会をするという会話を偶然耳にしたので、当然ながら
「俺もまぜてください!」
と割り込んだのでした。
「いや…コレは分からなくて当然ですよ?
コノ問題、先生としてじゃないチー姉様直々の課題ですから。」
「は?んなもん出されてんのか!?」
「まあ、役には立ちそうデスね…聞いた感じデスと。」
絶賛仕込まれ中のディアンです。
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