清々しい朝

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「おはようございます」 心なしか痛む腰とのどを押さえながら、けだるそうに体を起こした俺の横から、そんな爽やかな声が聞こえた。 どうでもいいが、一つのベッドに素っ裸の男が狭苦しく2人で横になってる図は、さわやかな朝のワンシーンにしてはひどく滑稽な図だとは思わないか古泉。 「仕方ないでしょう?僕達は、この道を選んだんですから」 …そう言って、困ったように笑う古泉の顔に、ふと、先程まで顔をつきあわせていたあいつのことを思い出す。 「…なぁ、古泉」 「はい?」 「好きだぞ」 「はっ!?」 突然の告白に虚を突かれたようで、古泉はガバッと体を起こし、目を白黒させた。 その顔に、たまらず吹き出すと、 「か、からかわないで下さいよ!」 子供みたいに拗ねたような声を出され、ごめんごめんと目尻に浮かんだ涙を拭う。 「つい、な」
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