清々しい朝

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「つい、って…」 「で?」 おまえはどうなんだ?と聞くと、古泉の顔はさらに真っ赤になり、あぁ可愛いな、と呟くと、可愛いくないですと拗ねた口調で言われて、キュンとした。 やっぱ俺、こいつのことが大好きだ。 「…好きです、よ」 「悪い、聞こえなかった」 「!ひどいです、」 自分だけ余裕綽々で!と拗ねる古泉を見て、実感する。 俺が選んだ世界は、あの古泉にとっては、『間違い』だったのかもしれない。 だけど。 「古泉」 「なんですか、言っときますけど、これ以上からかうようなら」 「好きだ」
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