Memory1

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「考えてみたら俺らの学校って変だよな」 ここに転校してくる奴ってみんな同性愛求めだし。 もの好きもいるもんだよなこんな学校に来るなんて。 野郎集まりの学校で俺はうんざりしてるのに共学にならないし。 不幸。 その言葉が毎日俺の頭を横切る。 俺の学校は山の奥にあって学生人数は他の学校より少ないのに校舎は凄く広い。 俺も入学したての時はもう迷いまくって大変だったんだぜ? 正門の前には先生(勿論男ばっか)が複数人立って挨拶運動をしている。 まあ同性愛の事を除けば普通の学校なんだ。 同性愛で有名な学校っつっても人前でヤったりしていいってわけじゃないぜ。 ちゃんと法則とかあるし。 恋愛で女が男に変わったみたいな? 柄の悪ぃ奴らとかは狼みたいに襲ったりして問題が起きたりするけど一応平和な日常を得ている。 下駄箱で上靴に履き替えてヒロトと一緒に教室に向かおうとしたんだけど…。 放送で職員室へ来てくださいって流れればヒロトが耳を傾けて。 「晴矢、職員室に呼ばれてるよ?」 「分かってるって、悪いヒロト先行っててくれ。」 了解と言うとヒロトは先に教室へ行き俺は反対方向にある職員室に行こうと振り返って走った。 何で呼ばれたかは分かってる。 試験のテストの日に休んじまったから授業中に遅れてやるんだ。 全教科やらねーといけねーから今日は教室に戻れそうにないな。 休憩時間にヒロトに言ってかないと。 .
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