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「そんなことは…ないと思うんですけど…」
小さな声で反論する佐倉。
が、実際山南や土方に言い寄られていることが頭をかすめ、強く反論できない。
ほれ見たことか…と言った表情で伊東が此方を見ているのが分かった。
ところが…
「佐倉先生はそんなことするような人じゃないよ。」
奥の部屋から大きな声が聞こえてきた。
「こ…校長先生っ!?」
職員の視線が佐倉から、その校長の元へと移る。
「校長先生…」
佐倉が救いを求めるように呟いた。
「私が保証するから!」
ね?と言って佐倉に目配せする近藤校長。
鶴の一声で、事態は何とか収集した…
(ちっ…)
伊東の小さな舌打ちを残して…
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