吉村 明穂

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給湯室でうなだれる私の背後から 『吉村さん♪』 『はいっ!』 同じくパートの先輩主婦の宮沢さんに声をかけられ 思わず飛び跳ねてしまった 『はははっ、どうしたの?そんなにビックリして』 どうしたのって 『はぁ~』 私はため息と共に うなだれた 『ため息なんかついて、幸せが逃げていっちゃうよ! この宮沢ちゃんに 話てごらん!』 宮沢さんは満面の笑みで胸をドンと叩いた。 私は愚痴を聞いてもらおうと宮沢さんに訳を話した。
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