吉村 明穂

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『実は最近…』 私は仕事が終わると会社から歩いて5分程の所にある喫茶店で宮沢さんに小1時間程、愚痴を聞いてもらった カチャ コーヒーをお皿に 置き宮沢が口を開いた 『成る程ね~、 そういう事かぁ、 そりゃあさすがの私も嫌になっちゃうわ』 話を理解してくれたのか宮沢さんは 何やら腕組みをして ウンウンと小さく頷き考え込んでいる そんな宮沢さんに対し何やら気がひけて 『いや、そんな考え込まなくても… 私も愚痴聞いてもらえて少し楽になりましたから…』 私は右手を伸ばし 宮沢さんをせいした すると突然『カッ』と何か閃いたのか 勢いよく宮沢さんは私の手を掴むと 『私に任せて! 貴女の悩み全部解決してあげるわ!』
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