やっぱりそうなるよなぁ…

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これ以上未玲を怒らせるのはまずいな…。さっさと食べよ…。 と思って黙々と食べようとした時、俯き少し落ち込んでるように見える早苗さんが気になった。 …自分が生徒会長らしくないことを悩んでるのか? 端「早苗さん。俺は本当に早苗さんのような人が生徒会長で良いと思うよ」 早「い、いいんです…。私は人の前に立つべき人じゃないんです…」 端「本物のリーダーっていうのは、後ろから見守ってあげてる人のことなんだ。それには早苗さんのような優しい人がピッタリだと俺は思う」 早「本物の、リーダー…ですか」 端「そ。見守って、全体が壊れないようにする人。 人の前に立ちたがるような人はリーダーに向いてない。早苗さんが一番良いんだ」 俺の言葉を聞いた早苗さんはしばらく黙ってしまった。そして、何かを思い出したように口を開いた。 早「で、でも、私は優しくなんか…」 端「早苗さんは優しいよ。さっきだって、俺の心配をしてくれたの早苗さんだけだ。ありがとう」 早「え?…あ、こちらこそ…」 あれ、俯いちゃったよ。俺何か悪いこと言ったか? しかも弥生が俺を睨んでるような気がするんだけど、俺何か悪いこと言ったかな…? 未「ほら、早くしないと本当に遅刻するわ」 端「あ、悪い悪い」 よく見れば、みんなほとんど食べ終わってる。残っているのは俺と早苗さんだけのようだ。 早くしないと本当に未玲が怒りそうだ。 未「さて、じゃあ皆、行こうかしら」 まるで小学校の集団登校のような光景が寮の玄関に広がっていた。 この寮は『皆仲良く』がモットーらしく、全員で行動するのが恒例だ。 ここでフッとある疑問が浮かんだ。 端「そういや、近くに学校っぽい建物が見当たらないけど、どこにあるんだ?」 浮かんだ疑問を投げかけると、全員が『まさか…』という顔でこちらを見てくる。 端「そ、そんなに見られると照れるぜ!」 弥「あんたの頭は天国ね…」 勒「…端也太。そんな冗談言ってる場合じゃないぞ…」 え?何だよ、どんな問題があるんだ?
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